
「疲れ」をためずに健康的な生活を送りましょう。





沈黙の臓器、と呼ばれる肝臓ですが、実は声を大にして言いたいほど、たくさんの重要な役割を担っている臓器なのです。
例えば、大量の血液の貯蔵や栄養素の代謝、有害な物質の解毒、胆汁の合成など、生命維持にかかわる数々の機能を果たしています。「沈黙」と形容されるのは、痛みを感じる知覚神経が通っていないので、少しくらいのダメージでは痛むことがなく、壊れた部分は自分で治しながら黙々と働き続けるため、それだけに自覚症状が出たときには、かなり重症ということも多く、最近増えている肝疾患を防ぐためには、定期検診などを受けることが大切です。
生活習慣病としての肝疾患の原因の多くが「脂肪肝」です。これは肝臓に中性脂肪がたまって肝機能が低下する状態です。もっとこわいのが、こうした状態では、血中の中性脂肪やコレステロールも高くなっているため、心臓や脳血管に障害を起こす可能性があることです。
しかし、脂肪肝は原因を解決して生活習慣を正せば直る病気。過度の飲酒や栄養の取りすぎをやめ、肥満を招くような生活スタイルを見直すことで、予防も治療もできるのです。脂肪と糖質を抑えた食事と、脂肪を燃焼する有酸素運動などを取り入れながら、規則正しい生活習慣を目標にしましょう。
急激な運動は逆効果。体に負担をかけるだけでなく、糖質だけを燃焼して肥満防止には役立ちません。まずは気軽に始められるウォーキングがおすすめです。
※取材協力/関西労働保健協会(アクティ検診センター)