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村社会が日本の基盤を支えていた頃、お葬式は村や町内会の長老が取り仕切り、地域ごとのしきたりが連綿と受け継がれていました。
 しかし都心部を中心に村社会が機能しなくなった現代では、代わって長老役をつとめてくれるのが葬儀のプロたち。 葬儀のプロ集団のひとつ、ミナト株式会社山川公益社の辻戸政義さんはこう語ります。 「若い方が突然喪主になられる場合は、かなり戸惑われますね。けれど、すぐに葬儀屋に連絡してもらえば、私たちがアドバイスいたしますので安心していただきたい。基本的には、ご臨終後のご遺体の安置や移動・枕飾りから、私どもがさせていただきますので」。
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いちばん難しいのが焼香順位の決定

しかし、葬儀のプロには頼れない部分、いわば喪家で取り仕切らなければいけない部分も葬儀にはつきもの。 「そうなんです、喪家が一番頭を悩ませるのが“焼香順位をどうするか”、次が“通夜ぶるまいの料理の数”“仕上げ料理の数”をどれくらい用意すればいいか、です」と辻戸さん。 例えば、長男の父親が死亡した場合、焼香の一番手は葬儀委員長、次に喪主である長男、喪主の母、喪主の妻と進んでいくのが標準的な順位ですが、親戚間の力関係など人間関係は様々、だから喪主は悩んでしまうわけ。
 そこで辻戸さんは、こう提案するそうです。 「Aという親戚、Bという親戚、各グループごとに名前を書いてもらい、通夜が終わった後に、みんなで話し合ってもらって焼香順位を決めれば、後でもめることはないですよ」。“通夜ぶるまいの料理”は、「精進盛り(桶盛り)を7〜8人前、あるいはおむすびセットを7〜8人前用意しておけばいいでしょう」と長年の経験をもとにアドバイス。
 弔問客にふるまう“仕上げ料理の数”については「焼香順位を作成する時に確認します。 ただし、予想数より多い目に注文しておくのがコツです。 余ればなんとかなりますが、足りない場合はどうにもなりませんから」とのこと。
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