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まずは日本と近い文化を持つ中国。日本のようにお歳暮やお年玉といった風習はあるのだろうか。「お歳暮はありませんが、お年玉はありますよ」と答えてくれたのが廉順姫(レン・シュン・ジ)さん。朝鮮半島にほど近い吉林省出身で、朝鮮民族の血を引く女性だ。

「旧正月の1日に、まずおじいさんやおばあさんといった年輩の人に年始のあいさつをして、お年玉をもらいます」。

日本ではポチ袋に入れてもらうが、中国では赤い紙に紙幣を包んで渡される。日本と違うのは、血のつながらない近所のおじさん、おばさん、目上の人なら誰にでももらえる、という点だと廉さん。「金額はその人と子供との関係などによって変わりますが、多ければ一人100ワォン(約700円)ぐらいもらえるので、近所を回ればかなりの金額になりますよ」。
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さて、お年玉で買うおもちゃは…。

そもそもお年玉とは、餅を神棚に供えてそれを家族で分けて食べたという風習から始まったもの。
このお餅がいつしかお金に代わり、お年玉という慣習になったとか。
日本発祥と言われているが、今ではアジア各国にまで広がっているらしい。

廉さんも、子供の頃はお年玉で文房具やおもちゃを買ったと懐かしそうに語る。
しかし、お年玉で買う一番の人気アイテムは、なんと爆竹だそう。
「お年玉で爆竹を買って、家族みんなで鳴らします。翌朝起きると、地面が真っ赤になって土が見えないほどです」と廉さん。

一人っ子政策によって子供の数が減った今、一人の子供が手にするお年玉の金額がアップし、お年玉を親が管理する家庭が増えているそうだ。
「親が代わりに貯金して、大学進学の時に手渡しています」。 |
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お節料理並みに食にこだわる台湾。

中国と文化の根っこが同じ台湾でも、お年玉の風習はあるそうだ。そして爆竹が人気アイテムである点も同じ。

「でも正月の5日まで。6日からは爆竹をすると警察に叱られるんです」と教えてくれたのが、台湾人の高田翠貞さん。
日本人のご主人と結婚して以来、日本と台湾の間を行き来しているため「現在の法律ではどうなっているか定かではないですが」と注釈を入れてくれた。

「台湾でも日本のお節料理くらい、豪華な料理を作ります。鶏や魚、大根餅やあま餅など、餅もたくさん食べます。それぞれの食べ物には意味があって、それも日本のお節料理と同じです。ただ、全部食
べてしまうのではなくて、少しづつ残すんですよ。それは今年も余るほど食に恵まれますように、との祈りがこもっているんです」。
なるほど、台湾でも日本と同様、正月はエンゲル係数がグンと上がるようだ。
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気に入らないプレゼントは突き返す!

では、日本の反対側の国、ブラジルではどうだろう? 「お年玉はありませんが、12月24日の夜に教会のミサに行った後、家族で大食事会を開くんですが、その時、夜中にごちそうを食べながらプレゼント交換をします」とブラジル人の池田ギオマールさん。
一族がその中で一番大きな家に集まって、クリスマスを盛大に祝うそうだが夫婦の場合、どちら側の親族の家に集まるのだろうか…。

「クリスマスには女性側(妻側)の家族、新年には男性側(夫側)の親戚の家に行くというのが風習になっています」。うまくしたものだ。
大家族でのプレゼント交換ゆえに贈る人が多くて、クリスマス前のショッピングも大変だろうと思いきや、意外にそうではないらしい。

「ブラジルでは、その人の好きなものをあげないといけないので、相手が何が欲しいか、何が好きか、日頃からたくさん話をしているので、買い物に迷うことはありません。また、プレゼントをもらったらその場で開けて、もしそれが気に入らなかったら、返してもいいんです」。
贈り物を突き返す! 「気に入らないものをもらってもうれしくないでしょ。
贈った人はもう一度お店に行って、相手の気に入りそうなものと交換してまた贈り直します」非常に合理的なプレゼント文化。
同じクリスチャン国の欧米でも、あまり耳にしない風習だ。 |
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