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岡田さんのショップ「船場」によると、新車に比べてヴィンテージ・オーナーの年齢層はグンと低く、平均で26才。
ファッションに敏感な世代の心をつかむ“何か”があるのだろう。

そのオーナーの1人、ヴィンテージに乗り始めて1年目という岩本貴志さん(24才)。
「中型免許を取ってスグに国産のシャドーに乗ったんです。けれどハーレーを知って、音とか風格とかやっぱり違うな、って」。

最初はシャドーを改造することも考えた。
しかし「いずれはハーレーに乗りたい」という強い想いから、中型をとって1年も満たないうちに大型免許を取得した、という。 |
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これが僕のオーナー道(2) ヴィンテージにハマる!

最初は「ヴィンテージの存在さえ知らなかった」という岩本さん。
「とにかくハーレー!って思っていた頃は、新車を買って改造しようとも考えた。けど貯金もなく、ひたすらディーラー通いと雑誌でため息をつくだけでした(笑)」。

まとまった資金ができた頃、ちょうど雑誌で中古バイクの特集記事を目にする。不意に知ってしまったヴィンテージの世界。導かれるように「試乗会」に出かけていき、1発で惚れ込んでしまったという。

「試乗会から実際に入手するまで約2年間。頭の中ではもう“すでに乗ってた”状態でしたね(笑)。
でも、その2年があったから乗れたと思うんですよ。
それだけ考える時間が作れたというか。2年前に手元にお金があったら新車を買っていたと思います」。 |
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これが僕のオーナー道(3) ニックネームは“おじいちゃん”

当時は世界最先端のメカニズムとデザインを誇るヴィンテージ・ハーレー。
しかし“壊れるんじゃないか?”“維持するのにお金がかかるんじゃないか? ”乗り始めた頃は不安も山のようにあったという。

だが、それは次第に飛んでいった。
「良すぎる?というぐらい、すごく調子が良い。たまに自分の身体のほうが先に参りそうな時もあります(笑)」。

岩本さんが乗っているのは1941年式のUH。人間でいう62才と高齢だ。
排気量は1280cc。当時の生産台数126。
「自分では“おじいちゃん”って呼んだりします。昨年の夏は北海道へいきました。大阪から福井へ抜けて、日本海沿いの一般道をひたすら北へ。1ヵ月の長旅は、とても楽しかったですよ」 |
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これが僕のオーナー道(4) 自分にとってのヴィンテージ

バイクは足や下駄に例えられる。けれど、岩本さんの中では「そんな簡単なもんじゃない」と言う。
「単なる足にするにはもったいないな、って思います。それなら中古のスクーターで十分。相棒というか分身というか、うーん表現できないですね」。

自分が行きたい場所さえ「バイクが連れていってくれる」と語る岩本さんからは、ヴィンテージに対する信頼感と感謝の意が感じられる。まだまだ現役な“おじいちゃん”にまたがって、彼は今日も走る。
「オートバイっていうよりも、生き物っていうほうがニュアンス的には近いような気がしますね」。 |
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