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日本一、花火を知る男が語る「イイ花火大会」!
取材協力/ 「ハナビスト」冴木一馬氏
http://www.saekikazuma.com/
花火を撮る、知る、プロデュースする「ハナビスト」。

写真家の冴木一馬さんが花火に魅了され、各地の花火大会を撮影し始めたのが1986年のこと。以来、全国の花火大会を写真におさめ、同時に花火の歴史・文化の研究、さらには花火大会のプロデュースまでを手掛けてきた。『片貝まつり』(ぶんか社)や『花火の本』(淡交社)、『花火ハンドブック』(文一総合出版)をはじめとする花火の写真集・著書も数多い。驚くことに、花火師の有資格者(煙火打揚従事者手帳)でもあるのだ。名実共に「日本一、花火大会を知る男」である。

花火大会には、春夏秋冬がある。

冴木さんが花火に強く惹かれたのは、“冬の花火”に遭遇してからだと言う。
「花火大会を撮り始めた当時、花火屋さんに夏以外にも花火をあげているところがあると聞き、長野の八方へ撮影に出掛けたんです」。その時に観た、雪と花火が織りなす美しい世界。花火の輝きでゲレンデが色鮮やかに浮かび上がり、透明度の高い冬の夜空に光の花が咲く。
「以来、夏以外の花火を撮り始めました。例えば春の桜と花火、秋祭りと花火、雪像と花火」。そう、花火は夏だけのものではない。日本全国を見渡すと、1年中どこかで花火大会が開催されていると言ってもいいだろう。
空気の澄んだ冬は、ことさら花火が美しく見える。ぜひ、冬の花火大会を体験して欲しいと冴木さんは言う。

この花火大会に注目!ハナビストのイチ押しは?

全国で開催される花火大会のなかでも、とりわけ見応えのある、注目の花火大会について冴木さんに聞いてみた。

トップクラスの花火師が集合

まず、花火業界が最もヒートアップする大会が毎年11月に長野県長野市で開催される「長野えびす講煙火大会」。国内トップクラスの花火師が腕を競うプロのための大会で、迫力十分。全国からマニアも集まってくる。


世界最大級!

世界最大の四尺玉の花火を見られるのが、新潟県小千谷市の「片貝まつり」。毎年9月になると、新潟の夜空に直径800mもの大輪の花が咲く。冴木さんいわく「小千谷は、へぎそばというそばの産地で、私は日本一うまいと思っているんです」とのこと。ぜひ、大輪の花火を仰ぎながら、うまいそばを食べてみたい。

線香花火の大会も。

ここ数年は、線香花火の美しさが見直されるようになってきた。そんな中、全国でも珍しい線香花火の大会が秋田県横手市で開催されている。「よこての全国線香花火大会」だ。全国の花火師が作った国産の線香花火が見られる。

目と耳で楽しむ音楽花火!

冴木さんの個人的なイチ押し花火大会について聞いてみた。
答えは山形県鶴岡市の「赤川花火大会」。理由は「国内で唯一、音楽花火のコンクールをやっていているから」。音楽花火とは、音楽に合わせて花火を打ち上げるもので、コンピューターで音楽と花火を制御する必要があり、難易度も高い。それだけに、見応えがあると言うわけだ。
「個人的には、熱海の花火も好きですね。たぶん、熱海の魚がうまいからでしょう」と笑うハナビスト。花火大会の醍醐味は、その町の味を満喫できることかもしれない。

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