全国で開催される花火大会のなかでも、とりわけ見応えのある、注目の花火大会について冴木さんに聞いてみた。
まず、花火業界が最もヒートアップする大会が毎年11月に長野県長野市で開催される「長野えびす講煙火大会」。国内トップクラスの花火師が腕を競うプロのための大会で、迫力十分。全国からマニアも集まってくる。
世界最大の四尺玉の花火を見られるのが、新潟県小千谷市の「片貝まつり」。毎年9月になると、新潟の夜空に直径800mもの大輪の花が咲く。冴木さんいわく「小千谷は、へぎそばというそばの産地で、私は日本一うまいと思っているんです」とのこと。ぜひ、大輪の花火を仰ぎながら、うまいそばを食べてみたい。
ここ数年は、線香花火の美しさが見直されるようになってきた。そんな中、全国でも珍しい線香花火の大会が秋田県横手市で開催されている。「よこての全国線香花火大会」だ。全国の花火師が作った国産の線香花火が見られる。
冴木さんの個人的なイチ押し花火大会について聞いてみた。
答えは山形県鶴岡市の「赤川花火大会」。理由は「国内で唯一、音楽花火のコンクールをやっていているから」。音楽花火とは、音楽に合わせて花火を打ち上げるもので、コンピューターで音楽と花火を制御する必要があり、難易度も高い。それだけに、見応えがあると言うわけだ。
「個人的には、熱海の花火も好きですね。たぶん、熱海の魚がうまいからでしょう」と笑うハナビスト。花火大会の醍醐味は、その町の味を満喫できることかもしれない。
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