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正しい年越しの基礎知識 煩悩を除く108の鐘

煩悩ってナニ?|108の煩悩に迫る!みんなの煩悩
煩悩ってナニ?
大晦日の除夜の鐘は煩悩の数、108つ打たれる、と言います。煩悩とは、身や心を悩ませ、智恵を身につけることを妨げる心の働きで、人生を苦しめるものです。この煩悩を断ち切り、解脱することで悟りを開くのが、仏教の目標の一つです。

仏教教義の核心部分でもありますから、煩悩の研究は大変盛んに行なわれ、そのため、宗派や教説によってさまざまな煩悩が説かれ、その数もまちまちです。今回は除夜の鐘にちなんで、煩悩を108と数える倶舎論について考えてみましょう。

まず、六大煩悩が提示されます。
■貪(トン)は、別名を貪欲という。万物をむさぼる心である。
 自我を実態あるものとして扱うところから起こる。
■瞋(シン)は、瞋恚(シンニ)ともいう。
 自分に背くことがあれば必ず怒るような心である。
■痴(チ)は、万物の理(コトワリ)にくらき心。
■慢(マン)は、他人と比較して思い上がり、自分を頼んで人を侮るような心。
■疑(ギ)は、仏教の示す真理に、まず疑ってかかる心。
■悪見(アクケン)は、曲がった事を強く思い、誠の道理を知らない心。
 悪見には五種類あります。

・「有身見」(ウシンケン)は、自分と自分のものにこだわる心のこと
・「辺執見」は、部分に固執するかたよったものの見方。
・「邪見」は、因果の法則を無視した考え方。
・「見取見」は、自己の見解に固執し、他人の見解を否定する、諸々の諍論、対立をひきおこす心。
・「戒禁取見」とは、誤った「仏教の実践」を正しいと思いこだわる心。

人が仏道を成就するには、「見道」と「修道」という二つある修業の段階に応じて、三界(サンガイ)と呼ばれる「欲界」「色界」「無色界」の三つの迷いの世界を脱する必要があります。それぞれの迷いの世界を脱するには、四諦(シタイ)と呼ばれる「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」の四つの聖なる真理を悟らなければなりません。それぞれの真理を悟るには、それぞれのテーマに応じて煩悩を断ち切らないといけないのです。例えば、
・「見道」の段階で「欲界」にあって「苦諦」を悟るときに「貪」を断ち切るとか、
・「見道」の段階で「色界」にあって「滅諦」を悟るときに「慢」を断ち切るとか、

そういう具合に、単純に計算すると2×3×4=24 それぞれに違った角度から24回も各々の煩悩を断ち切らねばならないのです。

では、個別に見ていきましょう。
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