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お正月、人で賑わう神社の賛同沿いに立ち並ぶ、バラエティー豊かな出店の数々。
今や出店でしか食べられないようなお菓子や、昭和50年代のガチャガチャを彷彿とさせるキッチュなグッズ、謎の骨とう品に地元の名品から、フリーマーケット顔負けの古着まで。初詣参拝の楽しみの一つです。
各種イベントに大活躍するこの出店、実は神社と密接なつながりがあるのです。

昔、まだ商業が未発達だった頃、一ヶ月に数日いくつかの店が寄り合って「市」が開かれました。
市の開かれる場所は地元のシンボル的な場所で、他地域と交流のある場所が選ばれました。その多くは他ならぬ神社であったのです。

時代が下ると、神社や寺が地元の商業権を握ることも多くなりました。神社や寺のブランドで行商人が全国を駆け巡るようになります。なかでも京都・山崎八幡宮の油座に至っては、中世最大の商人組織として日本史の教科書にも顔を出すほど。
中世当時の寺社は、信仰の対象だけでなく、学問・商工業・各地の情報が集まるサロンのようなもので、出店はサロンに華やかな彩りを添えるものでした。
国内旅行が盛んとなった江戸期の観光名所では、正月三が日に店を出すだけで1年分の生活費が稼げた、などという話さえ残っています。

出店は、かつての神社の名残を残す風物詩でもあるのです。
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