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仏教の経典には時空を超越した世界の全てが語られていると言われます。が、そこで日本人仏教僧は、素朴かつ難解な問題に気づきました。
「どうして仏典には日本の神様について書かれていないのか?」
悩んだ僧は、ある可能性に気づきました。仏典に記されている本家インドの神々が、古代日本人を教え導くために神様の姿をしていたんじゃないか…と。

祇園社の祭神、素盞嗚尊(スサノオノミコト)は多くの場合本地が「牛頭大王」というヒンドゥーの神に例えられました。その他、天照大神は大日如来で、大国主命は大黒天で、蛭子命は恵比須様で……。本地垂迹説と呼ばれるこの考え方は、次にお話する関係をきっかけとして千年近く日本列島の津々浦々で信じられました。
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