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遠くとも一度は詣で善光寺
救い給うは弥陀の誓願
信州善光寺は、一光三尊阿弥陀如来をご本尊としてお祀りする祈りの聖地として、創建以来1400年の長きにわたりその法灯を護持してきた古刹です。
『善光寺縁起』によれば、ご本尊の一光三尊阿弥陀如来は、欽明天皇13年(552)仏教伝来の折に百済から日本へとお渡りになった日本最古の仏像です。この如来は、信濃の国の本田善光(ほんだよしみつ)によって当地へと下向され、皇極元年(642)善光自らの宅に安置されました。その後まもなく如来は秘仏になられたと伝えられます。
弘治元年(1555)、川中島の合戦で有名な武田信玄は、如来を甲府へとご遷座し、さらに織田信長、徳川家康、豊臣秀吉らは岐阜、浜松、京都へとご遷座しました。如来は42年を経て信濃に戻られましたが、この本尊の流転も、信濃を離れた様々な土地に如来の仏徳を広める縁となりました。
江戸幕府が開かれると、徳川家康は寺領千両の寄進を行い、境内は次第に復興しました。太平の世が続き、一生に一度は善光寺詣りを、と人々の参詣も増加、ことに一貫して男女平等な救いを説く寺院として、女性参詣者の多いことが善光寺詣りの大きな特徴でした。宝永4年(1707)には壮大な現本堂が落成し、続いて山門、経蔵などの伽藍も整えられていきました。
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