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★コレステロールの役割
コレステロールは摂取自体が体に悪いと思われていますが、実は人間の肝臓や腸などでも作られているのです。コレステロールは体にとって大切なものでもあり、主に次のような役割があります。
1.生体膜の形成
人間の体は約60兆個の細胞で構成され、この細胞組織を作っている生体膜をリン脂質と共に形成している。
2.ホルモンの原料となる
3.胆汁酸の原料となる
胆のうから分泌され小腸で脂肪の吸収を促進させる胆汁酸となる
★コレステロールと動脈硬化
コレステロールは、肝臓から血液の循環によって全身の細胞に運ばれますが、そのままでは血液に溶け込むことが出来ないため、リン脂質や中性脂肪と共に、たんぱく質に包まれて「リポタンパク」として送られます。
食事による高コレステロールが健康を脅かすというのは、コレステロールの取りすぎで大量に作られたリポタンパクが余り、血液中に溜まった状態になるからです。
そして、余ったリポタンパクが血管の壁に溜まり、酸素と結びついて酸化して結晶化してしまい、次第に血管の壁を押し上げて血液の流れる空間を塞いでしまうのです。それが動脈硬化という20代から始まる老化現象なのです。
やがて動脈硬化によって弱くなった壁が傷ついて破れ、その個所を治すために血しょう板が集まり、血栓が作られて血管を塞いでしまうのです。
この恐ろしい症状は、血管が比較的太く血流量が多い脳や心臓に起こりやすく、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞に陥る可能性があるのです。
さらに危険なのは!自覚症状を抱くのは、血管が70%も詰まった状態からなのです。
★コレステロールと日本人
日本人の高コレステロール化は、欧米人に比べて腸が長い事に関係しているようです。
もともと日本人は低カロリーの農作物を主食としてきました。そして、長い時間をかけて消化することで、効率良く栄養を吸収出来るように腸が長くなったと考えられています。
しかし、食糧事情が良くなってきた現代、日本人の食生活が、腸が長いまま突然、欧米食に変化し、動物性脂肪も効率良く吸収してしまった結果、高コレステロール化が起こったと考えられています。
コレステロールが多いアザラシの肉を主食とするのに、心筋梗塞の発症率が低い民族が海外には存在します。
コレステロールを乗せて血液中を運ぶリポタンパクには、悪玉とされるLDLと(コレステロールを多く含んで体全体の細胞へコレステロールを運ぶもの)善玉とされるHDL(リン脂質を多く含んで、抹消組織から余分なコレステロールを回収し肝臓へ運ぶ、悪さをしないもの)があります。(vol.25)
つまりその民族たちは、このバランスが保たれていたのです。彼らが食するアザラシの肉に、αリノレン酸系のDHAが多く含まれている為、これが余分なLDLを減らし高コレステロール化を防いでいたと考えられます。
αリノレン酸系のDHAは、イワシ・サンマ・アジ・サバなどの青魚に多く含まれています。
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