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「モノを撮影する時と同様に、外見ではなく、相手の中身を撮る。そう考えて、カメラを構えてみて」。師匠の言葉を背に、ファインダーをのぞきます。
この時に覚えておきたいのが、相手の目の高さから撮るだけでなく、下から横から、いろんなアングルからレンズをのぞいて、その人らしさが出るまで、じっくりアプローチしていくこと。「三脚でカメラを固定するのはNG 。自由自在に、アクティブに動き回りましょう」。 「被写体から離れて撮影することで、相手に“撮られている”という意識を持たせずに撮影ができるから。その時、被写体の目だけに焦点を当てて、あとはぼかして撮影。そうすることで、立体感のある人物写真に仕上がります」とのアドバイスです。 また逆に、超広角レンズを使うことによって、面白いポートレートも撮れるとか。超広角で相手にぐっと近づいて撮影することで、人物にデフォルメがかかり、楽しい写真になります。 もうひとつ、人物撮影のテクニックとして覚えておきたいのが、男女による光の使い分け。女性を撮る場合はやや露出オーバー気味で撮ることで、やわらかな写真に仕上がります。逆に男性はややアンダー目で撮ることによって、堂々とした男らしさを表現できます。
すると、周囲の景色は流れて単なる背景になり、一生懸命な子どもの姿だけが浮かび上がってくるはず。
以上、師匠にいくつかの撮影テクニックを指導してもらいましたが、結局は「写真に対する既成観念の枠を取っ払ってしまうこと」が肝心なのだ、と思いました。写真は元々、対象の在り様(事象)を撮るものですが、一歩踏み込んで対象の中身(心象)までを撮ってみる。そこに、新しい写真の楽しみ方が見えてくるのではないでしょうか。みなさんも、ぜひトライしてみてくださいね。
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