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日頃、見慣れた風景でも、ちょっと見方をかえてみませんか?
きっと新しい何かが見つかるかも知れません。
千葉の恋物語
君待橋
君待橋
本千葉駅から港町に向かう踏切を越えて一本目の交差点を右に曲がると、都川に掛かっている鉄筋コンクリート作りの橋が見える。この橋は「君待橋」と現在は呼ばれている。
今ではゴミゴミした場所になっているが、その昔、この橋にまつわる2人の悲しい恋物語があった。

今はないが、かつて都川の支流で「寒川」という川が流れていて、そこに小さな橋があったそうだ。その橋を隔てて若い男女が恋におち、橋のたもとで毎日逢っていたらしい。ところがその年の夏の長雨は例年になく続き、寒川も次第に水位が上がり、橋が濁流に流されてしまう。娘はそれを見て途方にくれ泣き崩れてしまった。

それを見た若者はなんとしてでも娘のそばに行って慰めたいと思い、岸から濁流に飛び込んで川を渡ろうとしたが、濁流は渦を巻き、若者をのみこんでしまう。そして目の前で水にのまれる恋人の姿を見ながらどうすることもできない娘は、その濁流に身を投げて若者のあとを追ったのであった。

この話を聞いた人達はそれを悲しんで、この川に新しい橋を掛けた時、「君待橋」と名付けたそうだ。

都会のど真中にある「君待橋」にこんな悲しい恋物語が秘められていたのである。

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