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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
男ノ子焼
土と炎に魂をこめて。

全国各地で古窯が再興され、それぞれに定着し終えたとされる中、その流れに取り残され、そのまま忘れ去られる古窯も、数多くあります。こうして消えてしまうには、惜しい古窯のひとつが「男ノ子焼」でした。「男ノ子焼」は、柳川藩の御用窯として栄えた窯で、全国の他の古窯と同様文禄年間頃に朝鮮より連れて来られた陶工たちにより始められたものと思われます。
そして、その後八〇年間この地で焼かれ熊本県小岱山の麓に移ったとも、江戸後期まで焼かれていたともいわれています。焼き上がりから見て、窯は、穴窯と思われます。「筑後陶岱考」という本にも、昭和九年五月一六日、古森氏、元松氏、梅野氏ら地方工芸研究家の方々により、穴窯とおぼしき窯跡が発見されたと記されています。古雅と呼ぶにふさわしいその姿を今に見せる「男ノ子焼」。窯元・柳屋栄では、いにしえの陶工たちのみた夢・技術・技巧を昇華し、今日の様式・風土に合ったものができたらと、日々、精神の心を持ちまして、先人たちと同じ地に煙を上げています。

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