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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
左:奉納相撲  右:流鏑馬
わが国で最も古い神社の一つといえば、現人神社です。
ここに祀(まつ)られているのは、底筒男命(そこつつをのみこと)・中筒男命(なかつつをのみこと)・表筒男命(うわつつをのみこと)の三つの神様。神話によれば、この神様は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が筑紫の日向の地で禊祓(みそぎはら)いをしたときに生まれた神といわれ、航海の神、水の神として崇められてきました。
神様は、本来その姿形を人間に見せないものですが、この三神に限っては大事に際して姿を現わし、その神通力を振るうといわれています。
言い伝えでは、今からおよそ1800年程前、神功皇后が大陸に遠征した際にこの神様が姿を現わしたといいます。当時、玄界灘を渡るにはたいへん大きな海難を伴ったため、この神様が苦難する軍船の舳(へさき)に現われ、玄界灘の逆巻く波をしずめて皇后のお体を守りながら進路を示し、おかげで皇軍は無事凱旋できたとか。
この故事から、この神様を『現人大明神(あらひとだいみょうじん)』と呼ぶことになり、それを祀るものとして現人神社が建てられたのですが、これこそ日本で最も古い神社のひとつといわれ、摂津や福岡の住吉神社はこの現人神社から分かれたものとされています。
神社恒例の例祭はもともと10月19日に行われていましたが、現在は10月の第3日曜日に統一され、古式にのっとった勇壮な流鏑馬(やぶさめ)や奉納相撲を見に集まる人々で、毎年にぎわっています。

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