以前、某大手学習塾の専任講師を務めておりましたが、大規模塾のシステムに疑問を感じました。運営費（講師の賃金・施設費・パソコン等設備費・広告宣伝費・送迎バス維持費）すべては受講料から支払われています。経営を成り立たせるためには一定の生徒数を確保しなければなりませんので春・夏・冬期講習の度に短期募集をしていますが、生徒が増えても講師の人数が変わらないのでしたら一人にかける時間と内容は確実に薄まってしまいます。このような大手ならではの手法に矛盾と行き詰まりを感じ、できるだけ受講料を抑えて質の高い指導ができないものかと、平成4年に「小さな塾」を開きました。当塾では、一人ひとりに中身の濃い指導をするために生徒数を制限しております。合格まで責任を持ってじっくり指導したいので、講習ごとの短期募集はおこないません。
このような指導の中、大手の約半分の受講料で私立中学や大学に多数の合格者を輩出しました。