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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
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| 上三原田歌舞伎台 |
全国に例を見ない特殊な機構を持つ上三原田の歌舞伎舞台は、字高井の大工永井長治郎が上方に修行に行き、帰郷後の文政2年(1819)、字大門の赤城山天竜寺内に建築したと伝えられています。 上三原田の歌舞伎舞台には4つの特徴があります。第1にガンドウ機構、三方の板壁を外側に倒して、舞台面を2倍以上の広さにします。第2に遠見機構、舞台の奥に遠見と呼ぶ背景をつけ、奥行きを深く見せます。第3に柱立廻式廻転機構、平舞台いっぱいの回転部を回転させます。第4にセリヒキ機構、二重と呼ぶ小舞台を天井・奈落の双方からせり上げ、せりおろすもので、国内はもとより世界にも例を見ない珍しいものです。
上三原田の歌舞伎舞台そのものだけでなく、舞台操作技術も文化財であり、その両方が伝承されなければなりません。その技術を伝承するのは、若連と呼ばれる上三原田の若い衆で、若連頭は、「歌舞伎の公演をするとなると、この舞台は80人以上の大人の力が必要になる。奈落、二階、平舞台の全員が、チョン、チョンチョン、という拍子木の音を合図に一斉に操作するんです。全員の呼吸を合わせるのはなかなか難しい」と語ります。
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