取手市の名所・文化
いにしえを伝える
取手には、平将門ゆかりのお堂、古い由緒が伝わる本殿などがあります。取手に伝わる古くからの文化をぜひ感じに来てください。
主な文化財
龍禅寺三仏堂
平将門ゆかりのお堂
取手市内唯一の国指定重要文化財です。平将門は三仏堂で生まれた、また三仏堂を寄進したと伝えられる将門ゆかりのお堂です。実際の三仏堂は室町時代後期(16世紀前半)の建築物で、寄棟造のかやぶき屋根と堂内部の組物などの手法は、建築史上貴重なものといわれています。
所在地 | 取手市米ノ井467 |
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電話番号 | 0297-78-8225 |
関連サイト | 取手市/竜禅寺三仏堂 |
白山神社本殿
取手一の古い由緒が伝わる
養老2(718)年創建という取手一の古い由緒を伝え、市指定文化財の本殿は享保12(1727)年の再建です。22枚の棟札が残されており、屋根のふき替え、その他造営、修復など、歴史を知る上で大変貴重な資料となっています。
所在地 | 取手市野々井1697 |
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関連サイト | 取手市/白山神社本殿 |
旧取手宿本陣染野家住宅
参勤交代などの際の大名の宿泊施設
宿場には、参勤交代などの際に大名や武士が泊まる本陣が置かれました。本陣は、その土地の有力者や豪農などの屋敷が充てられ、取手では染野家がこの役目を務めていました。寛政7(1795)年に建てられた県指定文化財の見事な建物が、現在でも大切に保存されています。裏山には徳川慶喜の父である水戸藩第9代藩主徳川斉昭の歌碑が立っています。
※毎週、金曜日から日曜日の午前10時から午後3時30分まで内部を公開しています。
所在地 | 取手市取手2丁目16-41 |
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電話番号 | 0297-73-2010 |
アクセス | JR常磐線「取手駅」から徒歩8分 |
関連サイト | 取手市/旧取手宿本陣染野家住宅 |
大日山古墳
朝日を拝むのに格好の位置
小貝川の流域に広がる肥沃な低地。そこにわずかに突き出た岡台地の先端に、県の史跡に指定されている大日山古墳があります。墳丘上には岡神社が建っています。一帯には古い石碑や石仏が数多く見られますが、これは中・近世に盛んになった大日信仰の名残で大日山の名もそこからきていると考えられています。
朝日を拝むには格好の位置にあり、宗教的雰囲気の漂うところですが、地元ではこの古墳こそ平将門の墳墓であると伝えられてきました。
所在地 | 取手市岡1179 |
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アクセス | 関東鉄道常総線「寺原駅」より徒歩または常磐自動車「谷和原IC」降車 |
関連サイト | 取手市/大日山古墳 |
長禅寺
堂内を一巡できるさざえ堂
取手駅東口を降りると、すぐ目の前にこんもりと樹木の生い茂った小高い丘の上に、承平元(931)年平将門が祈願寺として創建したと伝えられる長禅寺があります。県指定文化財の三世堂の内部は3階で、順路に沿って進むと途中で交差することなく、堂内を一巡できるさざえ堂になっています。
所在地 | 取手市取手2丁目9-1 |
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電話番号 | 0297-74-0008 |
アクセス | 「取手駅」東口から徒歩 6分 |
関連サイト | 取手市/長禅寺 |
金仙寺木造阿弥陀如来坐像
鎌倉時代作の市指定文化財
市内山王地区にある金仙寺は、永享元(1429)年2月ごろの開山と伝えられています。創建当初は岡台地の仏島山にあったとされており、四世代証名誉上人の時に火災にあい、その後寛永5(1628)年に堂宇を現在地に移したとされています。宗派は浄土宗で、本尊はこの阿弥陀如来坐像ですが、制作年代や作者についての確かな記録は残っていません。市指定文化財であるこの阿弥陀如来坐像は、制作様式などから鎌倉時代の作とされており、保存状態も良好で貴重なものです。
所在地 | 取手市山王89 |
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電話番号 | 0297-85-8321 |
関連サイト | 取手市/木造阿弥陀如来坐像(金仙寺) |