小松市特集
[石川県]
小松市は、石川県西南部に広がる豊かな加賀平野の中央に位置し、産業都市として発展し、南加賀の中核を担っています。東には霊峰白山がそびえ、その裾野には緑の丘陵地、そして田園、平野が広がっています。それを縫うように梯川が流れ、安宅の海に注いでいます。
小松市のいいトコ!!
小松市で憩い・楽しむ
芦城公園
江戸時代、加賀三代藩主前田利常が隠居城として使った小松城の三の丸を、明治37年(1904年)に公園として開園。園内にはソメイヨシノが植樹されており、春の桜が満開になる頃には多くの花見客で賑わいます。
所在地 | 小松市丸の内公園町19 |
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横谷ミズバショウ群生地
ミズバショウ群生地で、見ごろは4月下旬~5月上旬。大山山腹の湿地約1.2ヘクタール(標高880メートル)にあります。ミズバショウのほかにも、トキソウ、エゾリンドウ、レンゲツツジなどの貴重な植物が生育しています。
※ミズバショウはイノシシの採食による被害で激減しています。保護にご協力をお願いします。
所在地 | 小松市丸山町 |
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粟津温泉
718年に白山開山の祖・泰澄大師に発見されて以来1300年の歴史をもつ、加賀温泉郷最古のいで湯です。ほとんどの旅館が自家掘りの源泉をもっており、泉質は芒硝泉で、昔から粟津の湯は肌をきめ細かくするといわれています。
小松市の名所・文化
小松城本丸櫓台
加賀前田家3代藩主利常公が建造。直線的に加工した石材をブロック状に積み上げる「切込ハギ」と呼ばれる工法は、石を削ってきれいに整形して積む工法で、高くて急角度の石垣を築くことができ、見た目も洗練されて美しい石垣です。
所在地 | 小松市丸の内町 |
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那谷寺
養老元年(717年)、白山を開いた泰澄大師が、霊夢に現れた千手観音の姿を彫って岩窟内に安置したのが始まりと伝えられています。以後「岩屋寺」と呼ばれて、白山を信仰する人たちで栄えました。
所在地 | 小松市那谷町ユ122 |
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河田山古墳
総数60基以上からなる大古墳群で、古墳時代前期から中期(4世紀~5世紀代)を中心に、飛鳥時代(7世紀後半)古墳も築かれています。史跡公園には飛鳥時代のものが移築され、併設された資料館では、石室の移設展示や古墳群からの出土品が観覧できます。
所在地 | 小松市国府台3丁目64 |
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小松市の特産・名物
小松うどん
江戸時代には加賀藩御用達品として将軍や大名家に贈られ、かの松尾芭蕉も食したとされる「小松うどん」。程よいコシと細めの麺、つるつるしこしことした上品なのど越しに、魚の節と昆布を使った口当たりの良い出汁が特徴です。
小松とまと
小松市は昭和30年代から続くトマトの産地で、北陸三県一の生産量を誇ります。春から秋にかけて、たっぷりと太陽の恵みを受け丹精込めて育てられた小松とまとは、果肉が柔らかく、程よい酸味が特徴。主な品種はフルティカや桃太郎はるか、りんか409などで、5月から7月に収穫されるトマトを「春トマト」、8月から11月に収穫されるトマトは「夏秋トマト」と呼ばれます。
和菓子
前田利常公が築いた城下町・小松。利常公が奨励した産業は今も根付いており、和菓子もその一つ。伝統を受け継ぐ銘菓から現代的な菓子もあります。