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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
室根神社
室根山は、海抜895.4メートル、北上山地の太平洋岸よりにあり、山裾は室根村、大東町、千厩町、気仙郡にまたがっており、昔から三陸沿岸の漁師達は出漁の時いつも沖でこの山を目標にするという。
古くは桔梗山や卯辰山、また、鬼首山などと呼ばれており、養老2年、紀州の熊野から神霊を勧請された時、牟婁峯山と改められその後、安元元年、平泉藤原秀衡が鎮守府将軍のころ室根山と改めたものという。
8合目に室根神社があり、境内には県下の高山中唯一のものとされている千古の老杉が枝を交え、実に幽玄の聖地であり、真に悠久神代の天地に誘う森厳の台地である。
室根神社に、本宮、新宮の2社あり、本宮は伊弉冉命、新宮には、速玉男命と事解男命を祀っている。
室根神社は、いにしえ蝦夷降伏の祈願所として勧請されて以来、長い歴史をもつが、また、奥七郡すなわち磐井、江刺、胆沢、気仙、本吉、登米、牡鹿の鎮守としても最も重きをおかれ、大野東人が多賀城を築いてからは毎年祈願し寄進しており、坂上田村麻呂も室根神社に祈願して一層神徳をたたえ崇敬深く、また、前九年、後三年の役にも源頼義父子が太刀を納めるなど、いろいろと寄進している。平泉の藤原3代九十余年間にも社地の献納、社殿の再興等の寄進があった。
源義経が平泉に客となっているうちに、再三従臣を従え家運の再興を祈ったこと等、数々の記録がある。
かつての県社であるが、現在は一級社の格をもっている。

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