鎌倉市特集
[神奈川県]
12世紀末、平氏を中心とした朝廷に反旗をひるがえした東国の武士たちを結集した源頼朝は、鎌倉に幕府と呼ばれる政権を樹立しました。武士が自ら政治を行う形は鎌倉で整えられ、19世紀頃まで続きました。13世紀中頃、幕府が若宮大路沿いに移されると、京の制度を移行したまちづくりが行われるようになり、谷も切り開かれて現在のまちの基盤がつくられ、鎌倉は政治、経済、軍事など、あらゆる面で日本の中心になったといわれます。
鎌倉市の名所・文化
草鹿神事(くさじししんじ)
烏帽子、直垂姿の射手が候言葉を交わしながら、草の中の鹿をかたどった的に向かって矢を放つ
所在地 | 鎌倉宮 |
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手斧始式(ちょうなはじめしき)
古来からの建築儀礼で、今では建築業者の仕事始めとして行われる儀式で、鎌倉の建築業の人々が木遣音頭とともに御神木を舞殿の前まで運び、古風な道具を使って奉仕する
所在地 | 鶴岡八幡宮 |
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鎌倉 本えびす
今年の商売繁盛や景気が良くなるように祈る
所在地 | 本覚寺 |
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旧華頂宮邸
昭和4(1929)年に華頂博信侯爵邸として建てられた、古典的なハーフティンバースタイルの洋風建築。市内の戦前の洋風住宅建築の中でも鎌倉文学館・古我邸と共に、鎌倉三大洋館の一つとして知られています。四季を通してさまざまな表情を見せる庭園を一般公開しているほか、春と秋の年2回、貴重な建物内部の公開も行っています。
所在地 | 浄明寺二丁目 |
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鎌倉文学館(旧前田家別邸)
昭和11(1936)年、旧加賀藩前田家第16代当主前田利為侯爵の別荘として建てられた当時の鎌倉の別荘を代表する建物の一つです。鎌倉市が建物を譲り受けた後、昭和60(1985)年に「鎌倉文学館」として開館しました。
所在地 | 長谷一丁目 |
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旧諸戸邸(旧鎌倉市長谷子ども会館)
明治41(1908)年、株仲買人・福島浪蔵氏の別邸として建てられた後、諸戸清六氏の所有を経て、昭和55(1980)年に鎌倉市に寄贈されました。外観は、バルコニーの柱にギリシア建築の様式を取り入れ、ドア枠と窓枠に手の込んだ装飾が施されるなど、明治期の住宅建築の貴重な遺構で、装飾の密度は県内でも最高のものです。
所在地 | 長谷一丁目 |
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レンバイ
約90年の歴史をもつ『レンバイ』は、新鮮で色とりどりの「鎌倉やさい」を農家が交替制で販売しています。「今日のオススメ」や「おいしい調理方法」など、直接生産者に聞ける近い距離感が魅力。品物が豊富にある朝~午前中に行くのが狙い目です。
所在地 | 小町1-13-10 |
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アクセス | 鎌倉駅東口より徒歩5分 |
鎌倉市の特産・名物
鎌倉やさい
鎌倉の畑は、一つの畑にさまざまな野菜を栽培することから「七色畑」といわれています。そこで育つ『鎌倉やさい』は、季節の野菜をはじめ珍しい西洋野菜やハーブなど、その品種の多さ、彩りの美しさも魅力となっています。収穫してから販売するまでの時間が短く、どの野菜も新鮮なので、そのまま食べてもおいしく、現在では全国に知られるブランド野菜に成長しました。『レンバイ』では、そんな『鎌倉やさい』がたくさん並んでいます。
鎌倉彫
鎌倉彫の起源は鎌倉時代に遡ります。禅宗寺院の仏具に起源があり、茶道具から日常の器へと発展しました。木彫漆塗りの鎌倉彫は、美しさと堅牢さを併せ持った伝統的工芸品です。