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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
椿井大塚山古墳
椿井大塚山古墳
椿井大塚山古墳
山城町の中央部にたたずむ椿井大塚山古墳は、古墳時代前期(3世紀後半)のなかでも最古に位置づけられる代表的な前方後円墳です。
昭和28年、古墳の後円部を南北に走る国鉄奈良線(現在のJR奈良線)の法面(のりめん)拡幅工事が行われた際に、偶然にも竪穴式石室が発見されました。その後の発掘調査で、石室内からは40面近い銅鏡が出土しました。出土した銅鏡のうち30数面が邪馬台国の女王卑弥呼(ひみこ)の鏡とされる「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」であったことから、邪馬台国の畿内説を裏づける重要な古墳として全国的に大きな注目を集めました。

しかし、このような華やかな歴史とは裏腹に、一方で椿井大塚山古墳は「悲劇の古墳」ともいわれています。明治29年に開通した旧奈良鉄道(現在のJR奈良線)による前方部と後円部の分断や昭和28年の発見時における石室主体部の乱掘と副葬品散逸などがそのゆえんです。
しかしながら、平成12年9月6日、再び椿井大塚山古墳にうれしい知らせが舞い込みました。昭和28年の発見から半世紀、ようやく日本の歴史上の重要な文化財として、「国史跡」に指定されたのです。これをきっかけに、山城町では、今、古墳の史跡公園化構想や地元住民と専門家による保存管理計画策定委員会の設置、古墳の上に住む人々などでつくられた「椿井大塚山古墳を守る会」の活動など、まちぐるみで古墳の保存と活用への取り組みが活発になっています。

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