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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
中野横穴群
凝灰岩や砂岩層の丘陵斜面に横から穴を掘って墓室をつくり、死者を埋葬したのが後期古墳時代の横穴墓で、箟岳丘陵の南斜面、追戸から中野にわたる一帯には数百基に及ぶ横穴群があります。中には全長が9m、3つの台床と家型の立面形をしている玄室を持ち、側壁にノミ痕が残されて朱彩が施されているものがあります。トンボ玉やメノウ、ヒスイ製勾玉、水晶製の切子玉、コハク玉破片等が出土している中で、最も注目されるのはトンボ玉で、コバルト色の地に白い同心円状の模様を作っています。堂々たる規模の横穴墓、およそ東北離れした異国的なトンボ玉等を供えた墓の主は、中央政府や陸奥国府の役人と深いつながりを持った豪族とも考えられます。




この横穴群が築造されたのは、大量の出土遺物から見て、主に7世紀後半から8〜9世紀と推察され、その背後には古代における小田郡や涌谷開発の歴史が秘められており、天平の産金を可能にした人々とも密接な関連があったことでしょう。

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