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日頃、見慣れた風景でも、ちょっと見方をかえてみませんか? きっと新しい何かが見つかるかも知れません。
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○市民は特に気にも留めませんが…。 市内に限らずこの地域一帯で、道路や建物の工事中の地面に、なぜか青いビニールシートを被せてあることが多い。市民の多くが殆ど気にも留めずに通り過ぎるこの光景、実はこの地域ならではの風景なのである。
「○○建設予定地」という看板が立ち、田んぼに土木建設業者が勇ましく踏み入ること数週間、ある日突然、掘り返された土地にビニールシートがかけられ、ショベルカーの姿も「建設予定地」の看板も消えてしまう。そして、デコボコの地面をブラシで掃除するかのような謎の作業が始まる。作業が終わる夕方や雨の日には例の「青いビニールシート」がかけられてしまい、付近住民は「時間のかかる工事だねぇ」と半ばあきらめ顔。よく見るとそこには「橿原市○○町○○地区XX用地XX○号遺跡発掘調査現場 橿原市教育委員会」の看板が!なんと、工事はいつのまにか中断、発掘現場に変わっていたのだ!さすが古代の都、またまた大発見か?! しかし、素人が地面のデコボコを眺めても何の遺跡か全く判らず、調査自体も特定の時代に絞らず、掘れるところまで掘って全時代の発掘がされるので、調査員の方に質問しても「この場所全体を色々調べてるんです(笑)」と慎重なお答え。そして付近住民の誰もが忘れかけた頃に、工事は再開され、忘れた頃に建物が建つ。もちろんその遺跡が何だったかなんて、研究者でもない限り、もはや誰にもわからない。 新聞の文化欄に載る遺跡などほんの一握りに過ぎず、こうした無名の遺跡たちの調査結果が歴史研究を支えているのだが、しかし、調査結果を知らない市民としては、コンビニの下に何が埋まっていたのか、マンションの下は何だったのだろうか、ふと妙に気になる「青いビニールシート」なのだ。
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