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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
升箕神社の飛竜の天井画
升箕神社の飛竜の天井画
升箕神社の飛竜の天井画

天照大神を主祭り神とする升箕神社の勧請は、江戸時代前期の天和3年(1683)です。その年、全国的な凶作で飢饉がおしよせたので、これを救うため伊勢から御輿がくり出されました。これが当地に及んだとき、突如動かなくなり、やがて稲作の守り神として祀るようになりました。
それ以来順調な作柄が続き、後世までその神徳(しんとく)は語り継がれ、御利益を求めて、参詣者は増加の一途をたどりました。蒲原郡一帯から、三島・古志にかけて升箕神社の名は高まっていきました。

●飛竜の大天井画
升箕神社の拝殿、見上げる二間・四間の天井いっぱいに、竜の墨絵が描かれています。作者は、狩野晏川貴信(あんせんたかのぶ)と記されており、狩野派の絵師です。彼は文化6年(1809)江戸に生まれ、36歳で江戸城の障壁画を描きました。明治に入ってからは、文部省博物局の雇となり、84歳で亡くなりました。
升箕神社の棟札(むなふだ)によれば、安政2年(1855)に拝殿の大修理が行われており、その際に描かれたものと考えられています。貴信46歳の仕事で一日で仕上げたとも伝えられています。杉柾板に軽快で力強い筆勢は、躍動感にみちた竜を描いてみごとな作りとなっています。
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