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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
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脚折雨乞行事
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江戸後記、入間、高麗、比企3郡の八景の一つに、「雷池過雨」がありました。干ばつのときにこの池のほとりにある雷電社に祈ると、必ず雨が降ると一般に知られていました。それというのも、この池には、雷や雨をつかさどる大蛇が住んでいたからです。
ところが、寛永の頃(1624〜44年)、この池は開発され、大部分が水田になりました。すると大蛇は住み場が狭くなったので、遠く上州板倉の池へ移ってしまいました。大蛇のいなくなったこの池では、雨を祈っても、今までのように願いが叶うことが少なくなりました。そして、夏、日照りが続き、農作物も枯死する恐れが迫ったとき、独特の雨乞い行事が行われるようになりました。
長さ36メートル、重さ約3トンもある巨大な竜蛇を竹とわらで作り、何百人もの人々がそれをかつぎ、掛け声も勇ましく、法螺貝を吹きとどろかせながら、この池まで運びます。
このとき、板倉の雷電神社から竹筒に入れて運んできたお水を池に注ぎます。同時に、竜蛇は壮者に抱きかかえられて、浮きつ沈みつ池中を泳ぎまわります。「雨降れたんじゃく」と人々は泥まみれになりながら祈雨の悲願を込めて絶叫します。「雷大いに鳴り、大雨沛然と降る。近隣悦ぶこと限りなし」と記録に残っています。
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