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長い長い年月を経て育まれてきた、各地独特の歴史や風土など、あなたの知らなかった事がきっと分かるはず。
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女流小説家・有吉佐和子(1931〜1984)は1931年、現在の和歌山市木本で生まれた。
昭和27年(1952)に東京女子大学短期大学部を卒業した頃から、同人雑誌に作品を投稿をはじめ、昭和31年に『地唄』が芥川賞候補になると、その文筆活動は、全国的に注目されるようになった。そして昭和33年に義太夫『ほむら』で芸術祭文部大臣賞を受賞した。
彼女の代表作は、『紀ノ川』・『有田川』・『華岡青洲の妻』・『助左衛門四代記』と紀州の風土を舞台にした小説で、映画化された作品も多い。それらの小説や映画の中では、紀州の山河を舞台に、紀州人らしい紀州人がたくましく活躍し、美しい紀州弁で会話を交わしている。
とくに代表作の『紀ノ川』は、大正・昭和初期の紀州出身の政党政治家の動きを縦軸にそれを支える家庭と女性の動きを横軸にして、戦前期日本の地方社会の実像を細やかに描き出している。
晩年、『恍惚の人』や『複合汚染』など社会問題を取り上げた作品を多く手がけるが、いずれも弱者の視点を据えている。それは、やはり紀州の風土が育てた温和で心優しい気質が影響しているのかもしれない。
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