わが街いいトコ!!新庄市で憩い・楽しむ

幻想と興奮、現代に甦る歴史絵巻

圧倒的なスケールで、見る者を魅了する”新庄まつり”。
人・モノ・情報が行き交う商店街のとりくみ、自然豊かな憩いの場所もご紹介。

新庄まつり(国指定重要無形民俗文化財)

新庄まつり(8月24日・25日・26日)

新庄の夏は、まつりの熱狂でフィナーレを迎える。圧倒的なスケールで、見る者を魅了する新庄まつり。その歴史は古く、今から250年以上前の江戸中期までさかのぼる。宝暦6年(1756年)、時の藩主・戸沢正諶(まさのぶ)が、前年の大凶作にうちひしがれている領民に活気と希望を持たせ、豊作を祈願するため、戸沢氏の氏神である天満宮の祭典を領内あげて行ったのが起源とされる。

所在地 新庄市内
電話番号 0233-22-6855(新庄まつり委員会事務局)
アクセス JR奥羽本線「新庄駅」

8月24日 宵まつり

町内若連が1カ月余りかけて精魂込めて作り上げた山車が、子どもたちに引かれて動き出す。

歌舞伎の名場面や歴史絵巻を再現した山車に照明が灯り、光と影による幻想的な世界が広がる。

宵まつりでは、市内南北に分かれて出発した山車は、まつり囃子に乗り小若の「チェレンコヤッサー」の掛け声に合わせて進み、南本町十字路で合流する。そして、駅前通りを駅前広場「アビエス」に向かってパレードするころ、祭りは最高潮に達する。

8月25日 本まつり

古式ゆかしい神輿渡御行列が新庄城址を出発した後、いよいよ絢爛豪華な20台の山車が動き出す。夏の熱い日差しを浴びて、鮮烈な色彩を放つ山車パレード、その豪華さと迫力は圧巻。小若の「チェレンコヤッサー」の元気な掛け声と勇壮なまつり囃子の音色が、夏空に響き渡る。パレードは駅前通りを進み、駅前広場「アビエス」を通過後、市内をまつり一色に染めながら夕刻まで巡行する。その延長は7キロ以上に及び、まさに日本一の山車パレードと言える。

8月26日 後まつり

新庄城址戸沢神社と護国神社に奉納される鹿子踊(県指定無形民俗文化財)は、市内北部の萩野と仁田山(にたやま)に伝わる民俗芸能である。鹿子踊は、7人の踊り手と2人の「地方(じかた)」で構成される。踊り手は、カモシカをかたどった鹿子頭に膝まで垂らした袋状の幕を付けて、腹に羯鼓(かっこ)と呼ぶ楽器を抱えて踊る。

神輿渡御行列(みこしとぎょぎょうれつ)

神輿渡御行列は、8月25日の本まつりの日、新庄城址天満宮のご神体を神輿にうつす神事から始まる。この神事は、白い幕を張り巡らして、その外で警護の侍が控えるという厳重な警戒の中で行われる。この後、行列は城址の土橋を渡り駅前に向かい、アビエス広場を通り、そして市内を一巡する。氏子総代、各子頭などの面々約200人は、この日ばかりは新庄藩の武士になりきって神輿の警護にあたる。傘廻しの妙技、息のあった挟箱や伊達衆の演技、天狗、神輿など数多くの見所を堪能できる。

新庄まつり山車

山車を市民は「やたい」と呼んでいる。宝暦6年、藩主が祭典を命じたとき、城下の人々は出し物や飾り物を自由に出してもいいとの達しで、喜び勇んで参加したと「豊年瑞相談」という書物に記されている。この時以来、町衆は若連という組織をつくり、毎年、各町内単位に趣向をこらして山車を作ってまつりに参加している。山車は、歌舞伎や歴史物語などの名場面をそれぞれに着飾った等身大の人形を中心に絢爛豪華に作り上げられている。

新庄まつり囃子

山車作りが町衆ならば、囃子方は在方の若衆たちの役目である。囃子方も、囃子若連という組織を作り1台の山車に1つの囃子若連が付く。囃子の曲は、花車大八という侠客が京都祇園祭の囃子にヒントを得て作ったものだと伝えられている。曲目は、「寄せ笛」・「二上がり」・「羯鼓(かっこ)」・「宿(すく)渡り」の4曲で、一般的に演奏されるのは、羯鼓と宿渡りの2曲である。

商店街を楽しもう!

百円商店街

商店街全体を百円ショップに見立てて開催する、中心市街地活性化事業「百円商店街」。NPO法人AMP(アンプ)と南・北商店街が協力して開催し、その取り組みは「大阪商工会議所の公式商店街活性化事業」や「横浜港開港150周年記念横浜150円商店街」として、全国の108市町村280商店街以上に広がっています。

また、今ではその発祥の地として、全国の導入地域との物産交流や観光交流へと広がりをみせ、横浜六角橋商店街との「遊好商店街提携」や新庄から鹿児島への「かまくら」配達、東北各県からのバスツアーなどが実施され、人・物・情報の交流へと発展しています。

所在地 新庄市本町2-15(新庄南本町商店街、新庄北本町商店街)
電話番号 0233-29-2279(NPO-AMP)
アクセス JR奥羽本線「新庄駅」

もてなし金曜市

毎週金曜日の午前10時から北本町商店街で「もてなし金曜市」を開催しています。

スーパーマーケットが撤退したことにより近隣に暮らす人などが買い物に苦労している状況を改善したいと北本町商店街の取り組みとして開催しています。

「もてなし金曜市」は、農産物の販売のほか惣菜や鮮魚など台所と直結した品揃えが特徴で、新鮮な食料品を買い求めようと多くの人でにぎわいます。また、常連客の割合も高く、お客さん同士の交流の場にもなっています。

所在地 新庄市(北本町商店街)
アクセス JR奥羽本線「新庄駅」

かむてん

最上地方の代表的な民話「神室の天狗」をイメージしたいたずら好きのじいさん天狗。お客様が店に来るという商店街の活性化を目指した「昔かたりのきこえるみち」事業のキャラクターとして、新庄市出身の漫画家・冨樫義博さんがデザインしました。

電話番号 0233-22-2111(商工観光課商工振興室)
関連サイト 新庄市のイメージキャラクター「かむてん」!!

新庄市
イベントカレンダー

1月下旬~4月3日
ひなまつり
2月第2土・日曜日
新庄雪まつり
4月29日~5月5日
新庄カド焼きまつり
7月中旬
あじさいまつり
8月24日~26日
新庄まつり
10月第2土・日曜日
もがみ大産業まつり
10月第3土曜日
新庄味覚まつり
10月第4土曜日
みちのく民話まつり

新庄市 わが街事典

『わが街事典』は行政と民間による協働事業によって発行される暮らしのガイドブックです。行政情報や地域情報が豊富な便利な冊子です。

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