わが街いいトコ!!新庄市の名所・文化

故郷探訪

新庄は、新庄藩の城下町として栄えたまち。数多くの史跡や文化財が残されています。古い歴史に新鮮な感動を求めて、新庄の文化遺産を訪ねてみませんか。

名所・旧跡・文化財

新庄城址(最上公園)【市指定史跡】

新庄城は、新庄藩祖戸沢政盛が築いたもので、寛永2年(1625)の完成と伝えられています。本丸は東西110メートル、南北140メートル、正面奥に天守櫓がそびえ、周囲は堀と土居で囲まれ、三隅に櫓を有する平城でした。寛永10年(1629)の火災以来天守櫓は再建されませんでした。本丸の東側に二の丸・三の丸が設けられ、侍町を形成し、その外側に町人町がおかれました。

新庄城は243年間、戸沢氏の居城として新庄藩政の中心となりましたが、戊辰戦争に際して、庄内勢に攻められ、市街地もろとも焼失してしまいました。その後、本丸には新庄学校、郡会議事堂などが建てられましたが、現在は戸沢神社、天満神社、護国神社が祀られ、最上公園の名で親しまれています。二の丸跡は新庄小学校、新庄北高等学校、新庄南高等学校の敷地になりましたが、その後、小学校、新庄北高等学校はほかに移り、現在は市民文化会館、新庄ふるさと歴史センターが建っています。

所在地 新庄市堀端町
電話番号 0233-22-2111(商工観光課 観光交流室)
アクセス JR奥羽本線「新庄駅」

鳥越八幡神社【国指定重要文化財】

市東南の鳥越楯跡にあり、古くから鎮守の神として祀られてきました。本殿は、新庄藩祖戸沢政盛の養子定盛が江戸初期の寛永15年(1638)に造営したもので、新庄最古の建造物です。拝殿は少し遅れて元禄4年(1691)二代藩主正誠によって建立されました。本殿が華麗な彫刻や色彩に富む江戸時代初期の特色を有するのに対し、拝殿は総素木(そぎ)造りの堅実な江戸中期の特色を示し、ともに当地方における当時の建築技術の粋を伝える貴重な建造物として、昭和61年、国の重要文化財に指定されました。

所在地 新庄市鳥越2819
電話番号 0233-22-2111(商工観光課 観光交流室)

旧矢作家住宅【国指定重要文化財】

旧矢作家住宅は、萩野集落から現在地に移築されたものですが、最上地方における典型的な一般農家住宅(まや中門造り)で、構造手法などから18世紀なかごろ(江戸中期)に建てられたものと推定されています。

間取りは、上・下屋からなり、上屋柱がほとんど省略されていない点が注目されます。この上屋柱は座敷(下のでん)を除き、断面多角の材を斧(おの)または手斧(ちょうな)で仕上げていて、建築様式としてデザイン的効果もあげています。

所在地 新庄市泉田往還東
電話番号 0233-25-2257

八向楯と芭蕉乗船の地【八向楯=市指定史跡】

八向楯は、最上川沿いにある風光明媚な山ですが、中腹にある矢向神社は、平安時代の記録に出てくる由緒ある神社で、古来から最上川を行き来する旅人たちの安全を見守ってきました。また、その地理的特徴から、山上には城が築かれ、難攻不落の楯として活用されました。

俳聖松尾芭蕉と門人曾良が舟に乗って最上川を下ったのがこの辺りで、「芭蕉乗船の地」として芭蕉と曽良の陶像が立っています。また、新田川河口近くには、平泉に向かう義経・弁慶一行が舟から上陸したと『義経記』で伝えらえる「義経・弁慶上陸の地」があります。

芭蕉のほか、正岡子規・斎藤茂吉など俳人・歌人も訪れ、多くの句・短歌を残しています。

所在地 新庄市本合海
電話番号 0233-22-2111(商工観光課)

芭蕉の句碑と柳の清水跡 【市指定史跡】

「柳の清水」は昭和前期までは豊かな清水が湧き出ており、『おくのほそ道』行脚の途中、新庄に立ち寄った芭蕉もこの清水を飲んだのではと推察されています。この傍には、芭蕉が新庄で詠んだ三物(あいさつの句)の発句「水の奥 氷室尋る 柳哉」を刻んだ句碑があります。

所在地 新庄市金沢
電話番号 0233-22-2111(商工観光課)

新庄藩主戸沢家墓所【国指定史跡】

戸沢家は、応永30年(1423)13代家盛の代に秋田県角館城に居を構え、戦国大名としての地位を築きました。その8代後、新庄の藩祖となった政盛の代に常州(現茨城県)松岡4万石に国替えとなり、慶長7年(1602)から元和8年(1622)までの20年間を茨城県の小川町と高萩市で過ごしました。元和8年(1622)、またの国替えで、羽州最上郡と村山郡の一部6万石を賜り、新庄に入部してから廃藩置県まで、11代の藩主がここを治めました。

墓所は新庄市瑞雲院と桂嶽寺の2ヶ所にあります。歴代藩主や家族の墓を納めた7棟の御霊屋(おたまや)は、基本的に同一様式の総欅・単層宝形(ほうぎょう)造りですが、大きさや細部のデザインは建築年代により異なり、江戸時代中期の廟(びょう)建築形式の変化が一堂に見られるのは非常に貴重なことです。

所在地 新庄市十日町
電話番号 0233-22-1051(瑞雲院)

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