山形市特集
[山形県]
山形は古くは最上(もがみ)と呼ばれ、平安時代の中期頃、すでに出羽路(でわじ)の主要な宿駅のひとつでした。山形がこの地方の政治や文化の中心に発展したのは、南北朝時代以降のことで、延文元(1356)年、羽州探題として奥州大崎より入部した斯波兼頼(しば かねより)がこの地に城を築き、神社仏閣を修復整備し、城下町を整えて発展の礎石をおきました。
山形市のいいトコ!!
山形市で憩い・楽しむ
樹氷(ジュヒョウ)
蔵王連峰の特殊な気象条件と植生がつくり出した“氷”と“雪”の造形美は、一つとして同じものはなく、刻々と変化するその姿と大きさに圧倒されます。
蔵王温泉(ザオウオンセン)
1900年前に開湯した東北屈指の古湯です。強酸性の硫黄泉で体内の水分量を増加させ、肌と血管を若返らせるといわれ、美肌効果があります。
馬見ヶ崎川(マミガサキガワ)
馬見ヶ崎川が運んできた土砂が蓄積し、扇状地が形成され、その上に今の山形市があります。豊かな土壌と伏流水で市民の生活や産業を支え、母なる川として市民に親しまれています。
山形市の名所・文化
山寺(宝珠山 立石寺)(ホウジュサンリッシャクジ)
慈覚大師円仁(ジカクダイシエンニン)が平安時代に建立したと伝わる天台宗の寺です。全山を構成する凝灰角礫岩(ギョウカイカクレキガン)は永年の水蝕と風蝕によって奇岩怪石を残し、四季折々の景観が楽しめます。
本堂には、比叡山延暦寺から分火された「不滅の法灯」が1000年以上も絶えることなく燃え続けています。
所在地 | 山寺4456-1 |
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垂水遺跡(タルミズイセキ)
立石寺よりさらに奥に進み、最上三十三観音の二番札所でもある千手院の裏手にあります。凝灰岩でできた白い岩肌に、蜂の巣状に穴が開いた巨石・巨岩は幻想的です。
所在地 | 山寺千手院 |
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元木の石鳥居(モトキノイシトリイ)
平安時代のものとされている国内最古級の鳥居です。蔵王成沢にも、ほぼ同年代に建立された石鳥居「八幡神社鳥居」があります。
所在地 | 鳥居ヶ丘9 |
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山形市の特産・名物
玉こんにゃく
通称「玉こん」。こんにゃく芋の産地である山形ならではの定番フードで、山形の催事には欠かせない逸品です。しょうゆ味で幅広い世代に人気です。
山形牛
豊かな自然の中で育まれた黒毛和種は、きめが細かくまろやかな舌触りが特徴。そのおいしさには定評があり、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキがおすすめです。
食用菊
山形市で生産が盛んな食用菊は、見た目も美しい食材です。中でも「もってのほか」は淡紫色の食用菊で、シャキシャキとした歯触りとほのかな香りが特徴です。