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お米から
【赤飯】 昔栽培されていた古代米は「赤米」といって、赤飯のような色をしていました。
当時のお米は貴重な食べ物であったので、儀式のときの祝いの食べ物でした。
今もその名残で祝いの席に赤いご飯を食べますが、江戸時代以降は小豆で着色して赤飯にしています。
【餅】 餅は、稲の伝来とともに食べていたと見られる、お米の調理法としては最も古い料理と言われています。
餅にする米をもち米といい、普通のご飯用のお米[うるち米]と遺伝子的に近い間柄にあります。
もち米はうるち米よりも、粘り気を出す成分が多く含まれています。
【団子】 餅は蒸した米を砕きながら捏ねますが、団子は米を粉にして丸めて固めてから蒸したり茹でたりします。
米粉に他の料理を混ぜたり、蒸した後に醤油を表面に塗ったり、中に餡(あん)を詰めたりと、
バリエーション豊かな和菓子に仕上げることができます。
【ぼたもち】 春に食べる、こしあんで包んだお餅。田植えのときのお供えに使用されます。
【おはぎ】 秋に食べる、つぶあんで包んだお餅。稲刈りのときのお供えに使用されます。
【おかき(煎餅)】 穀物を粉末にしてお餅の形に捏ね上げ、焼いて食べる調理法が伝わったのは奈良時代のことです。
小麦で焼かれたものは煎餅(せんべい)となりお米で焼かれたものは【おかき】となりました。
煎餅は、のちにうどんや素麺など麺類に発展していきます。
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【ういろう】 名古屋名物のお菓子、ういろうは、米粉にもち米、砂糖などを混ぜて作るお菓子で、鎌倉時代に中国から伝わってきたお菓子です。
【パン】 製粉技術の発展とデンプンについての現代化学知識によって、お米からパンを作ってしまう時代になりました。
お米の消費拡大のための新しい食材として、今、静かにアツい注目を集めています。
【なれずし】 魚の肉をお米で挟んだまま数ヶ月間発酵させて食べる魚料理で、稲の伝来時期以来の食べ物で広く海外に見られます。
本来は腐ったお米を捨てて魚だけ食べるのですが、この腐ったお米を一旦捨てて、また魚にお米をつめて、
今度はお米の食べ頃まで発酵させると、琵琶湖名物・鮒鮨となります。
【寿司】 調味料の種類が増えてその製法も多様化してくると、自然発酵を待たずに、酢をつけた炊きたてのお米で魚を食べる今のお寿司が誕生します。
江戸近海で採れる海苔や魚介類などを握った寿司は、江戸前寿司と言われ江戸時代の外食産業の象徴でもあります。

麹から
【麹(こうじ)】 蒸米に麹菌(こうじきん)を繁殖させると、米のなかのデンプンが糖化してブドウ糖になります。
この糖に酵母菌を加えるとアルコールが発生するのです。
【日本酒】 最初は巫女が米を噛んでお酒を作っておりました。唾液の酵素を利用して野生酵母によって発酵させたようです。
奈良時代には米麹による日本酒の生産が始まり、祝いの席で飲まれるようになりました。
【酢】 酒の醸造方法と同時に伝えられたのが酢の製法。日本ではもっぱら米酢が使われていました。
江戸時代には全国に普及し、寿司の誕生に一役買います。
大正時代に化学的に合成されるようになり、米醸造の酢は米酢と表示されるようになりました。
【甘酒】 日本酒を作るとき、お酒を絞ってできた残りかすを酒粕といい、これと米麹をブレンドして甘酒が作られます。
【味噌】 味噌は大豆を麹で発酵させて作る手法で伝わりましたが、そのうち米麹を用いる方法へと日本的進化を遂げていきます。
現在でも米はもちろんのこと、大豆や麦からも生成されます。
【醤油】 鎌倉時代初期、味噌をつくる際に味噌からしみ出た液体(たまり)を調味料として使ったのがの醤油の始まりです。
小麦や大豆からも生成されますが、お米からも生成されるのです。
【発泡酒】 麦芽を使ったものがビールなら、米やトウモロコシに麹菌を与えて作るのが発泡酒です。
 区分は酒造法による原料の問題であって、味わいはビールに近く、お米で作られたビールと言えます?

糠から
【糠(ぬか)】 米という種子には、外側に籾殻、内側に糠があり、この糠が漬物を漬けたり、植物油が取れたりと大活躍します。
【米油】 米糠から採れる油で、古く江戸時代からあるとか。近年、純国産の天然素材の植物油として、健康食品の材料などに注目が集まっています。
米油で揚げた米菓子もたくさんありますので、一度検索してみてはどうでしょうか。
【化粧水】 米糠から採れる米油で作るものや、日本酒などを原料に造ったものなど、天然素材を利用した色んな化粧水があります。
【石鹸】 天然素材の米油から採れる、お肌に優しい化粧水。お米以外の植物油にアレルギーがある人も、
 医師と相談して使用されてみてはいかがでしょうか。
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