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畑に実る米
 米は水田にしか実らないものと思っていました。中学くらいの社会科や理科の試験で米が畑に実るなどと書いてしまうと間違いです。でも畑でも米は作ることができるんです。本当です。

 畑で作られる米は「陸稲(おかぼ)」と呼ばれ、水田で実る米とは若干違っております。病害虫に強く土壌をあまり選ばない生命力が強く手間のかからない陸稲は、日本でも水田に不向きな土地では、つい最近まで栽培されていたと言います。海外では焼畑農業が残る東南アジアなどで今も栽培されているとか。

 この畑で実った米が、縄文時代末期の遺跡(今から2千数百年前)から続々発掘されています。日本人は水田農耕を始める前から米を作って食べていたのです。

 一番古い稲の遺物は、なんと岡山は朝寝鼻貝塚から見つかった6000年前のものです。

 米作りが始まったのは弥生時代で、米の栽培によって縄文時代は終わりを告げたと社会科で習いませんでしたか?縄文時代は狩猟採集が中心で、弥生時代は水田稲作による定住生活が始まった、と。
 相次ぐ発掘によってこの歴史観は修正を迫られています。では、縄文時代と弥生時代の差は何なのでしょうか。ある人は、発掘される遺物の違いを指摘します。

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