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ビールがうまい!の裏側に迫る
おいしいビールができるまで。あのアサヒスーパードライはこうして生まれる。
専任のスタッフがフルアテンドで工場内を案内してくれるアサヒビールの吹田工場。
いつも飲んでいるビールが誕生するまでの全プロセスを丁寧に紹介してくれました。
まずは映写室でお勉強タイム!
 巨大なアサヒビール吹田工場の一角に、緑に囲まれた場所があります。
ここが工場見学の舞台となる「ゲストハウス」。
アプローチには工場が竣工した当時のレンガ壁面がそのまま残されています。
1889年、今から100年以上前に大阪麦酒会社として誕生したアサヒビール。
その歴史の重みを感じさせてくれるレンガです。

 さて、ゲストハウスに入ってみましょう。
「いらっしゃいませ」と明るい笑顔で声をかけてくれたのが、アサヒビール吹田工場の見学案内担当・先間妙子マネージャーです。
10年にわたってアサヒビールの工場見学の案内係を担当されている大ベテラン。
先間マネージャーのアテンドで、まずは大型スクリーンのある映写室へ。
アサヒビールの取り組みや製造工程について軽くお勉強しました。
これが麦芽だ、ホップだ! 原料体感。
 映写室を出ると、いよいよ見学コースのスタートです。最初は巨大アサヒスーパードライ缶が6本が並ぶゾーンへ。缶がグルリと回ると、そこにはビールの原料が展示されていました。ビールの原料は麦芽、ホップ、水の3つですが、アサヒビールで実際に使っている麦芽や、ビールの苦みと香りの元になるホップを実際に手で触れて、香りを楽しめる展示になっています。

「大麦を水と空気で発芽させ、乾燥させた麦芽です。試食してください」と先間マネージャー。麦芽の粒を口に放り込むと、香ばしさとほのかな甘さが口に広がります。これをつまみにビールを飲みたいくらい。おいしい〜。

 ホップを見るのも初めてですが、優しい香りと色で、なんだか癒されます。さすがハーブの一種ですね。「ビールが初めて作られたのは約5000年前。当時はホップが入っていなくて、苦みがなかったそうですよ」と先間マネージャー。ホップのおかげでビールは5000年前よりもずっとおいしくなったんですね。
実物大の仕込み釜で、仕込み工程を実感
 次は仕込み工程の見学です。仕込釜の実物大模型が展示されていて、その中をのぞくと、映像で仕込みの流れが見られるようになっています。かいつまんで仕込工程をご紹介しましょう。

 麦芽の一部に米などの副原料が加えられ、お湯と共に仕込釜で煮込みが始まります。さらに麦芽とお湯が加わると、液の中のでんぷん質が麦芽糖に変わります。もろみをろ過して透明な麦汁になった後、ホップが加えられ、煮沸。これで仕込み工程完了です。私たちが映像で見たプロセスはほんの数十秒ですが、実際は仕込工程だけで何日もかかっているんですよ。
高さ23メートルの巨大タンクで熟成。
 仕込工程の後は、よく冷やした麦汁にビール酵母が加えられ、発酵がスタートします。見学コースでは、発酵中の微生物が活動する様子をイメージした、光のダンスが体感できますよ。

 さて、発酵が進むと、今度は熟成です。「発酵・熟成の時の屋外タンクを実際に見ていただけます」と先間マネージャーに案内されてビルの6階へ。

 ガラス窓の向こうには、ロケットのような巨大タンクが林立していました!あまりの大きさに「おぉぉ〜!!」とのけぞってしまうほど。5階建てビルに匹敵する高さで、タンクひとつの容量が半端じゃありません。350mlのビール140万本分だそうです。しかもこのステンレス製巨大タンク、吹田工場だけで160本あるとか。それだけの需要があるんですね〜。

 アサヒスーパードライが発売されて今年でちょうど20年。発売以来、タンクの数は劇的に増えたそうです。「アサヒビールは世界で初めて屋外に発酵・熟成タンクを設置したビール会社なんですよ」と先間さんが教えてくれました。温度管理の難しい屋外にタンクを設置した技術力。そして屋外にしか置けないような巨大タンクを作ってしまった開発力。すごい会社にはすごい伝説があるんですね。
生ビールはなぜおいしいか。
 原料の大麦を発芽させることから始まったビールづくりも、ようやくひと段落。ここまでで2ヶ月かかるそうです。それだけじっくりと丁寧に作られているから、豊かな味と香りが楽しめるんですね。

 さて、ここで問題です。生ビールの「生」とはいったい何でしょう? 答えは熱処理されているか、いないかの違いなんだそうです。例えばアサヒスーパードライ。あのシルバーメタリックの缶のど真ん中に「生」という大きな文字がありますね。すなわち、熱処理されていない生ビールだということ。熱処理しなくても、安全においしく飲めるのは、無菌状態で品質管理がしっかりとされている証拠なんです。
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