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左.ローデンバッハ・アレキサンダー
右上.デェセスドブルゴーニュ
右下.ヒューガルデンホワイト |
同じビールでも味わいに大きな違いが生まれるのは、製法の違いがあるから。昔ながらの上面発酵酵母で作られるビールは「エール」と呼ばれ、イギリスのビールに多く見られます。一方、日本で飲まれているほとんどのビールが、下面発酵酵母で作られた「ピルスナー」。そしてベルギーでは、空気中の微生物(野生酵母)を使い自然に発酵させる「ランビック・ビール」があります。このランビックにフルーツをつけこんだ「フルーツビール」は、2度目の発酵の際に果汁を使うことから、独特の甘みと酸味が生まれます。時にそれは、ワインをも圧倒するような、豊穣な香りとコクを醸し出します。世界でもこのようなタイプのビールはベルギーにしかないそうです。また、修道院で醸造される「トラピストビール」は、ブドウの採れない北部ヨーロッパ地方において、ワインの代わりに供されたもので、今でも修道院の名を冠したビールが生産されています。 |
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| ドルフィンズの手書きのメニューは目にも楽しい |
さて、自分の好きな味を見つけた後の楽しみ方は、料理に合わせてビールを変えていくことだ、と中井さんは言います。
「例えば、最初はのど越しのいいピルスナー、次は焼鳥などしょうゆタレベースの料理に合う黒ビールや、うま味ののったお刺身に味の深みを与えるペールエール、そして香味野菜を使ったサラダなどの料理を酸味のあるベルギービールで味わって、最後はドライですっきり、といった具合ですね」。
さすが、世界のビールを知り尽くしたビアテイスターであり、ビールと料理のマッチングを知り抜いたビアコーディネーターならではの提案。ビールはのど越しが命! と思いこんでいる多くの日本人には、目からウロコのような飲み方です。 |
すべてのお酒がそうであるように、ビールにおいても、その土地ならではの料理との組み合わせがベスト。「ドルフィンズ」でも、ベルギーの昔ながらの家庭料理である『カルボナード』と『フリテン』そして『ムール貝のホワイトビール蒸し』が人気のメニューだとか。
『カルボナード』は、肉料理のビール煮込みで、牛にはトラピストビール、ブタ、チキンにはフルーツビールなど、それぞれのうま味を引き出すビールを使って長時間煮込みます。『フリテン』はベルギー風フレンチフライで、自家製マヨネーズソースが、ベルギービールとバツグンに合います。ムール貝もベルギーでは定番のメニューです。 |
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