糸田町で憩い・楽しむ
いとよき田を巡る
古くは弥生時代より稲作がおこなわれていた土地でしたが、今から1400年ほど昔、天智天皇(668年)が築紫要害を巡視のおり、同行した大伴金村(右大臣金連公)が糸田の郷に至った際、水不足に悩む民衆の苦難を見て権現神に祈り、鉾を用いて地中を探り神泉(泌泉)を掘り当てたところ、清水がこんこんと湧き出しました。干ばつ時に枯死を知らず、豊作が続くことから「いとよき田」「いと田」と呼ばれるようになったと伝えられています。
観光スポット
種田山頭火句碑
漂泊の俳人・種田山頭火をして「逢ひたい捨炭山が見えだした」と詠ませるほど、経済的・精神的な交流が深かったのが、明治豊国病院の内科医であった木村緑平です。二人の文芸活動を記念した皆添橋のレリーフなど、町内には山頭火に関する石碑が多数あります。
道の駅いとだ
地元産品の直売所
糸田町は、豊前と筑前の国境の地として関所が設けられ、現在も主要国道201号線バイパスが東西に横断する福岡県北東部の交通の要衝としての地域です。
「道の駅いとだ」は、毎日新鮮な農産物、海産物、農産物加工品などが並んだ物産館と、食事が摂れるテナントを有したフードコートが併設されています。
所在地 | 糸田町162番地4 |
---|---|
電話番号 | 0947-26-2115 |
アクセス | 平成筑豊鉄道「田川後藤寺駅」より車で約10分 |
関連サイト | 道の駅いとだ 福岡県田川郡糸田町 |
物産館「おじゅごんち市場からすお」
地元の新鮮な農産物、海産物、農産物加工品などを
販売しています
「おじゅごんち」とは、金村神社の田植祭が毎年3月15日(じゅうごにち)におこなわれることから、いつのころからかそう呼ばれるようになり、施設に立ち寄った多くの人に「この名称はどういう意味だろう」と興味を引く一方、糸田の観光も紹介できる糸口になればとの思いで名付けられました。「からすお」は、峠にさしかかった神武天皇一行が、一羽の烏(からす)に導かれ、悪天候の中を無事に峠越えができたという伝説に由来しています。