那須塩原市特集
[栃木県]
北西部は、湯量豊富な塩原温泉郷や板室温泉、三斗小屋温泉をはじめ、箒川沿いの四季折々に彩を見せる塩原渓谷や沼ッ原湿原などの観光名所を有する自然豊かな山岳部が占めています。
南東部は、那珂川と箒川に挟まれた緩やかな傾斜の扇状地で、JR東北新幹線と東北本線の那須塩原、黒磯、西那須野の各駅周辺と、国道4号と国道400号沿いに市街地が形成されています。
また、酪農も盛んで、生乳の粗生産額が本州第1位(全国第4位)を誇っています。
那須塩原市のいいトコ!!
那須塩原市で憩い・楽しむ
旧青木家那須別邸
ドイツ公使や外務大臣などを歴任した青木周蔵が自身の経営する農場内に建設した別邸で、明治21(1888)年に建築された後に増築されました。軸組や小屋組みにドイツ様式の構法が採用され、外壁には蔦形と鱗形のスレートを用いるなど貴重な近代建築です。現在は、道の駅「明治の森・黒磯」の施設として一般開放されています。また、隣接の花畑では季節によってさまざまな花を楽しめます。
所在地 | 青木27 |
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大山参道のモミジ並木
大正5(1916)年に大山巌が没し、かつて大山農場の一角だったこの地に墓所が設けられ、参道が整備されました。墓所に通じる参道にはモミジが植えられ、新緑や紅葉の時季に美しい景観を見せます。
所在地 | 下永田2-3ほか |
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塩原温泉
平安時代の大同元(西暦806)年に発見され、開湯1200年の歴史を持つ塩原温泉。11の温泉地が連なり、古くから「塩原温泉11 湯」と呼ばれており、源泉は約150箇所、泉質もそれぞれに異なっていて、豊富な湯量と多彩な泉質が楽しめます。
一定の地域にある複数の温泉を総称し、温泉郷と呼んでおり、塩原温泉郷は大網、福渡、塩釜、塩の湯、畑下、門前、古町、中塩原、上塩原、新湯、元湯と呼ばれる11湯の総称からなります。
また、新緑や紅葉など四季折々の魅力があるのも特徴で、自然散策など見どころも盛りだくさんです。
那須塩原市の名所・文化
那須疏水旧取水施設
国営事業によって整備され、福島県の安積疏水、滋賀県と京都府の琵琶湖疏水にならび、日本三大疏水の1つ。第一次取入口は、明治18年那珂川の絶壁にトンネルを掘って造られましたが、水量の調節や土砂の流入を防ぐための開閉施設がなかったため、明治38年に第二次取入口が約200メートル上流へ造られました。第一次取入口は予備の水門として石積みが行われていましたが川の流れが変わり、第三次取入口として大正4年に再び元の位置に戻されました。昭和3年には水量調節施設の設置、上部へのアーチ型石積みなどの増設が行われ、現在の石組み水門となっています。
所在地 | 西岩崎(那須疏水公園) |
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乃木希典(のぎまれすけ)那須野旧宅
明治25(1892)年、乃木将軍として今でも親しまれている乃木希典が自ら設計して建てた農家風の質素な別邸。滞在中は晴耕雨読の生活を送り、村人とも親しく交わったそう。
別邸は平成2(1990)年に焼失し、同5(1993) 年に復元されました。
所在地 | 石林820 |
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常盤ヶ丘
標高248.5メートルの丘で、中腹には那須野が原開拓の恩人である印南丈作(那須開墾社社長)、矢板武(2代目社長)ら5人の墓があります。丈作の生前の希望によって深く愛したこの地に葬られました。
所在地 | 二つ室73ほか |
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那須塩原市の特産・名物
塩原かぶ
春かぶは柔らかく甘みがあってジューシー、秋かぶは柿のような独特の歯ごたえと甘みが魅力です。
湯あがり美人
塩原の名物・塩原大根を地元上塩原の塩化物泉が豊富に含まれる温泉水で洗いあげた白肌が際立つ大根。
味恋とまと
地下水による水気耕栽培によって作られた、一度食べたら、ひと味惚れする高糖度でうまみが凝縮されたトマト。