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まず、ダッチオーブンを持ったことのある誰もが感じる第一印象。 それは“ズシッと重い!”。 実はその重さの中に西部開拓時代から今日に至るまで、「過去の遺物」とならず使われ続けてきた秘密があるのです。 もう一度ダッチオーブンをよく見てみましょう。 ダッチオーブンは鉄の鋳物、いわゆる鋳鉄(tyutetsu)です。注目すべきはその鉄の厚みと、蓋も同じ鋳鉄で作られているという2点。 鉄の厚みは加わる熱を鍋全体に伝え、中の食材を包み込むように加熱することを可能にし、蓋の重みは水分の蒸発を防ぎ鍋の中を加圧する役割を果たします。 日本にもすき焼き鍋やほうとう鍋のような鋳物で出来た鍋がありますが、蓋は木製です。 この蓋の素材の差は、昔から伝わる和と洋の料理法の違いを著す面白い事例なのかも知れませんね。 |
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さて、加圧と書きましたが、ダッチオーブンには、その蓋の重さに加えてもう1つの圧力作用があります。 それは、蓋についた蒸気が冷まされ、水に戻り、流れ落ちていく時に蓋と本体との間で幕を作るウォーターシールと呼ばれるもので、これにより鍋の中の機密性がいっそう高まり、食材自身が持つ旨さを損なうことなく、食材の中、芯までより早く熱を届けることができるわけです。 この圧力鍋効果は「焼く、蒸す、煮る、揚げる」のあらゆる調理法において有効かつ効果的に作用します。 |
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そして、とっておきがオーブンとしての利用法。 ダッチオーブンの1つの種類である「キャンプオーブン」は、その蓋の上に火の着いた薪、炭が置ける仕様になっており、下からだけでなく上からも加熱することができます。 パンはもちろん、ローストビーフやチキンの丸焼きなどは、このオーブン機能を生かして作ります。 どうです、ダッチオーブンが魔法の鍋といわれる所以が、ご理解いただけましたでしょうか…? |
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