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城下町の風情を感じさせ、喜連川足利氏第10代煕氏が防火と農業用水確保を目的に整備したものです。

名藩主茂氏が奨励した塀

名君で力持ちと言われた喜連川足利氏第6代茂氏が板壁にかわり、費用のかからない笹を使った生垣を推奨したことから作られました。

歴代喜連川足利氏が眠る龍光寺

龍光寺は慶長6（1601）年に没した足利頼純（喜連川足利家初代国朝、2代頼氏の父である）の戒名をとって名付けたものです。その境内には、喜連川足利氏歴代藩主等の供養塔や石塔が約60基並んでいます。

全面に見事な彫刻が施されており、江戸時代、物流の 拠点として栄えた上阿久津河岸の隆盛を今に伝えています。

古代の大道

古代の主要七幹線道の一つで、陸奥国（東北地方）までを結ぶ駅路跡を東山道跡と呼んでいます。当時の姿を良くとどめているため、平成21年に国指定史跡となりました。

さくら市のシンボル的存在

光明寺境内の高い所に安置された身の丈4メートル近い坐像です。江戸時代中期に名工戸室卯兵衛によって鋳造された傑作です。

氏家宿を愛した地蔵

西導寺に隣接する石の地蔵。安産のご利益があり「蔦地蔵」と呼ばれ、土地を愛した伝説もあります。

明治時代の雰囲気漂う住宅

明治25年陸軍大演習の際に、明治天皇の休息所に充てられた建物等です。菊花の装飾を持つ門や豪華な内装、望楼を持つ建物など、当時の雰囲気をそのまま留めています。

中世氏家郡統治の要

鬼怒川左岸の崖を天然の要害にした城。本丸大手口の右横には横矢掛けの張り出しを持っています。築城は鎌倉期～南北朝期と考えられ、慶長2（1597）年宇都宮氏の関連する城とともに廃城となりました。さくら市の桜の名所でもあり、敷地内には、さくら市ミュージアム－荒井寛方記念館－があります。