ふるさと納税とは?

確定申告について

「ふるさと納税」したら『確定申告』をしよう!

“ふるさと納税がお得!”、“ふるさと納税は実質負担2,000円だけ!”といった話がありますが、実際には、ふるさと納税をした翌年の2~3月に確定申告をするか、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の利用をしなければいけません。どちらかをしなければ、ふるさと納税をした全額が自己負担となってしまいます。
こちらでは、ふるさと納税をした方向けの確定申告の方法を分かりやすくご紹介します!どこに何を記入すればいいのかまでバッチリカバーしていますので、迷う事なくあっという間に書類が完成します!

※確定申告が不要になる『ふるさと納税ワンストップ特例制度』については、『ここが変わった!税制改正 解説 ふるさと納税』で紹介しています!

平成29年から、確定申告に「マイナンバー」の記載が必要になりました!

平成29年から、「確定申告」に「個人番号(マイナンバー)」を記載する事が必要になりました。

確定申告をする際には、個人番号を記載する欄のある「確定申告書」をご使用頂き、個人番号の確認が出来るものと、身元(実存)確認が出来るものを併せて送付、または持参して頂く必要があります。

マイナンバー確認に必要な書類は、確定申告をする本人分のみです。ご家族の分は必要ありません。

マイナンバーの確認に使える書類の例

例1:
「個人番号カード」の写し1枚(表・裏が必要です)
例2:
「通知カード」または「住民票(個人番号付き)」の写し1枚
+「運転免許証」「旅券(パスポート)」「写真付き身分証明書※1」の写しをいずれか1枚
例3:
「通知カード」または「住民票(個人番号付き)」の写し1枚
+「健康保険の被保険者証」「写真なし身分証明書※2」「地方税、国税、公共料金の領収書」「納税証明書」「印鑑登録証明書」「住民票+住民票記載事項証明書」「母子健康手帳」「国民年金手帳」の写しをいずれか2枚

※1「写真付き身分証明書」とは、通知カードに記載された氏名及び出生の生年月日または住所が記載され、かつ、本人の写真が施されたものを指します。(写真入の学生証・社員証・資格証明書など)

※2「写真なし身分証明書」とは、本人の写真の表示のない身分証明書等で、通知カードに記載された氏名及び出生の年月日又は住所が記載されているものです。(写真のない学生証・社員証・資格証明書など)

※1※2の例については、あくまで一例です。個人番号確認、身元確認に使用出来るものについては、お近くの税務署窓口へご確認ください。

出典:総務省ホームページ「地方税分野におけるマイナンバーの利用

『確定申告』の方法は、大きく2パターン

確定申告をする方法としては、『パソコンを使って書類を作成し、印刷したものを郵送する方法』『確定申告書に手書きで入力したものを郵送する方法』の大きく2パターンあります。どちらの方法でも確定申告は可能ですが、お手元の環境にあわせた方法で確定申告の準備を進めてください。
“確定申告は面倒”、“確定申告書の書き方が分からない”といったお声をふまえ、わが街ふるさと納税が、分かりやすい「確定申告書の作り方・書き方」を紹介します!これを見れば誰でもカンタンに確定申告が出来ちゃう!

あらかじめ準備するもの

  • 1. 寄附金の受領書(寄附金受領証明書、寄附証明書など)原本
  • 2. 給与所得の源泉徴収票 原本
  • 3. 銀行などの振込口座(所得税の還付金の振込み先指定に用います)
  • 4. 印鑑
  • 5. 確定申告書(パソコンを利用しない方)
  • 6. マイナンバーの確認書類(申告者本人分のみ)
 

パソコンからカンタンに確定申告

※プリンタが無い方でも可能ですが、PDFファイルを印刷する必要がありますので、コンビニ等で印刷が出来る方に限られます。

手書きでも大丈夫!確定申告のやり方

※申告書用紙はこちらからダウンロードしたものを印刷いただくか、税務署窓口にて取得してください。

 

パソコンからカンタン作成♪ 国税庁『確定申告書作成コーナー』

“確定申告書を書くのが面倒くさい!”、“どこに何を書けばいいのかサッパリ…”と、確定申告時期になると多くのコメントが寄せられる確定申告ですが、国税庁のHPで利用できる『確定申告書作成コーナー』と『源泉徴収票』、『振込口座』情報があれば、迷わずあっという間に確定申告書が作れてしまいます!
分かりやすく作られている『確定申告書作成コーナー』をステップごとに分けてご紹介いたします。これで今年の確定申告は楽勝です!

国税庁動画チャンネル『寄附金控除を受ける方(ふるさと納税をされた方)』

国税庁動画チャンネルでは、動画で『確定申告書作成コーナー』での入力方法を分かりやすく説明しています。動画を再生出来る環境の方は、是非そちらも参考にしてみてください。


以下は一般的なサラリーマンで、ふるさと納税以外に申告の必要のない場合の例となります

国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーを利用します。

※画像出典:国税庁ホームページ

申告書の作成方法

① 国税庁のホームページから確定申告書作成コーナーに進むと、上記の画面が表示されます。「申告書・決算書、収支内訳書等 作成開始」をクリックしてください。

② 「書面提出」をクリックしてください。

③ 必要なパソコン・プリンタのスペックなどを確認後、チェック入れてください。

④ 平成28年分所得税の確定申告書作成コーナー「所得税コーナーへ」をクリックしてください。

⑤ 過去の確定申告書のデータをお持ちの際は、こちらから読み込んでください。お持ちでない方は、左部の「所得税の確定申告書を作成コーナー」へお進みください。

⑥ ここでは例として、給与・年金の方(給与・公的年金専用)の「作成開始」をクリックしました。

⑦ 事前にご用意いただくもの・注意事項(ご利用になれない方)をご確認ください。

申告書に必要事項を入力する

該当する項目にチェックを入れて進んでください。
源泉徴収票と寄附金受領証明書の内容に沿って、金額等必要事項を入れてください。

⑧ 生年月日を入力してください。

⑨ 「適用を受ける控除」の画面に遷移したら「寄附金控除」にチェックを入れてください。

⑩ 「給与所得の入力」の画面では源泉徴収票を見ながら必要事項を入力してください。

⑪ 入力完了後、確認画面で誤りがないか内容を確認してください。

⑫ 「所得控除の内容等」の画面に遷移したら「寄附金控除」の入力するをクリックしてください。

⑬ 寄附した自治体から送付された寄附金受領証明書を見ながら入力してください。入力後、2件以上の自治体に寄附していた場合は、左下の「もう1件入力する」をクリックしてください。

⑭ 入力が完了すると、還付される金額が表示されます。
表示されている金額は所得税のみの還付金となります(住民税の還付金は別になります)。

⑮ 「住民税等に関する事項」画面において、16歳未満の扶養親族がいる場合、又は別居の控除対象配偶者・控除対象扶養親族がいる場合、それぞれ「あり」にチェックをしてください。次のページで扶養家族の氏名・続柄・生年月日等を入力してください。

⑯ 「住所・氏名等入力(1/3)」画面に遷移したら、氏名・性別・電話番号・世帯主の氏名・世帯主との続柄を入力してください。

⑰ 「住所・氏名等入力(2/3)」現在の住所(又は居所)を入力してください。

⑱ 「住所・氏名等入力(3/3)」所得税の還付金の受取方法を選択してください。
「ゆうちょ銀行以外の銀行等への振込み」「ゆうちょ銀行への振込み」「ゆうちょ銀行の各店舗又は郵便局窓口での受取り」の3種類があります。

⑲ マイナンバーを全員分入力します。

⑳ 「申告書等印刷」画面に遷移したら、「帳票表示・印刷」ボタンをクリックしてください。PDFファイルを開くための画面が表示されるので、ファイルを開いてください。(いったん保存してから保存したファイルを開いても構いません。)

○ PDFファイルを印刷して頂き内容を確認し、必要箇所への捺印、添付書類台紙へ「寄附金受領書証明書」「源泉徴収票」「マイナンバーの確認書類」を添付し、送付先の税務署へ郵送してください。

プリンタが無い場合、コンビニ等のプリントサービスを利用して申告書等を印刷することができます。

サービスをご利用の方※は、以下より最寄りのコンビニを検索してください。(※ネットプリントのユーザー登録が必要です。)

  • セブンイレブンをお探しの方はこちらから、詳細な印刷方法はこちらから
  • ローソン・ファミリーマート・サンクス・サークルKをお探しの方はこちらから、詳細な印刷方法はこちらから

パソコンが無くても大丈夫!確定申告書用紙を使用

ややこしいと思われがちな確定申告書の記入ですが、「源泉徴収票のどの数字」を「確定申告書のどの枠」に入れるかさえ分かってしまえば、記入は本当に簡単です。 部分的には計算も必要ですが、計算方法もしっかり解説しておりますので、計算機を手元に用意して、さっそく確定申告書を作ってみましょう!

<ふるさと 二郎さん のケース>
  • 所得:給与のみ(年末調整済)
  • ふるさと納税(寄附)※の額:30,000円
  • 家族構成:夫婦子1人(妻は控除対象配偶者、子供は一般の控除対象扶養親族に該当)
  • ※都道府県・市区町村に対する寄附金

※ふるさと納税(寄附)の控除を受けるための申告書記入例です。他に医療費控除等の申告をする場合は他欄の記入も必要ですので、ご注意ください。

確定申告書の取得について

確定申告書A様式は右記からダウンロード出来ます。確定申告書A様式(PDF形式/664KB)
また、お近くの税務署窓口でも取得いただけます。
その他様式や手引きについては国税庁ウェブサイトをご確認ください。令和2年分画定申告特集(国税庁ウェブサイト内)

確定申告書の記入例(A様式)

確定申告書 第一表
<確定申告書 第一表 サンプル>
源泉徴収票 サンプル
<源泉徴収票 サンプル>

①~④は源泉徴収票の対応する箇所の金額を転記してください。

以下、【1】~【2】は記入例の青い数字と対応、()内の数字は申告書の記入欄の丸囲み数字と対応しています。

【1】「寄附金控除(19)」の計算
「ふるさと納税額」と「所得金額の合計(5)×40%」の少ない方の金額から2000円を引いた額を記入します。
【2】「上の(21)に対する税額」を下図<所得税の速算表>を参考に計算
今回は「3,082,000円(円)×0.1-97,500=210,700(円)」となります。
所得税の速算表
<所得税の速算表>

確定申告書 第二表
<確定申告書 第二表 サンプル>
源泉徴収票 サンプル
<源泉徴収票 サンプル>

①~⑤は源泉徴収票の対応する箇所の金額を転記してください。

以下、【3】~【4】は記入例の青い数字と対応、()内の数字は申告書の記入欄の丸囲み数字と対応しています。

【3】寄附先の所在地・名称」と「寄附金」(19)
自治体から送付された「寄附金受領証明書」を元に寄附先の所在地・名称・寄附金を記入します。
【4】「寄附金税額控除」欄の上段「都道府県、市区町村分」には、
【3】の金額を転記します。